春の日ざしのなか、サンマルタン運河沿いを歩いたら

運河を悠然とやってきた遊覧船。

船が水門の中に入ると、扉はゆっくりと閉じ

船を通すため対岸に90°回転していた橋(旋回橋というらしい)が
ゆっくり、ゆっくり戻ってきて

ようやく橋完成。
遮断機が上がって、両岸で待っていた車や歩行者が一斉に渡りはじめます。
隣の歩道橋を渡ってしまえばいいのに、とせっかちな日本人は考えてしまうけれど
ほとんどの人が気長に開通を待っているのが印象的で。

さて船はというと、前後を水門に閉ざされたプールのような空間に待機中。
この運河には高低差があるため、上の水路から水が滝のように注ぎ込まれ
水位が一致すると前方の門が開いて船が前進し(この作業を2回繰り返す!)
水位が高い上流へ進んでいくという仕組みなのですね。
なんと古典的で、気の遠くなるほどのんびりした作業なんでしょう!
でもこれ、なぜか見ていて飽きない。
船が水路に出て行くまで20分はかかるのに、遂に最後まで見届けてしまいました。

澄み渡る青空、春の日ざしがたっぷりと降りそそぎ
水辺を散歩するにはもってこいの日です。

木々の枝にも新芽が膨らんでいます。

“Hotel du Nord”往年の映画『北ホテル』の舞台となったホテル。
いまはカフェ・レストランになっているそう。
前を通っただけで、時間が止まったかのような風情に目を奪われました。
下町情緒たっぷりのサンマルタン運河界隈は、たびたび映画の舞台になるらしい。
そういえば上の写真に写っている水門近くの鉄橋は、
アメリが石投げした橋、ですよね^^
by nori_chiku
| 2009-03-29 15:10
| 09'パリ
|
Comments(4)
そうそう!のろいんですよね~。水門が開くまで・・・。この規模でコレだけなんだからパナマ運河はドンだけかかるの~!って叫んでしまいました。(ちょっとマニアック)
アメリも水切りしてましたねあの構図はかわいかった♪
アメリも水切りしてましたねあの構図はかわいかった♪
*catitudeさん
そうか、のろいんだ!“のんびり”でも“ゆっくり”でもなく、この状況を説明する言葉は『のろい』に尽きる(笑)と言いつつ私、水門のなかに水がジャバジャバ入り込む様をただボーッと眺めてたんだから飽きれます(^^ゞ
パナマ運河、wikiで見てみたら通過するのに24時間かかるんだって!!
そうか、のろいんだ!“のんびり”でも“ゆっくり”でもなく、この状況を説明する言葉は『のろい』に尽きる(笑)と言いつつ私、水門のなかに水がジャバジャバ入り込む様をただボーッと眺めてたんだから飽きれます(^^ゞ
パナマ運河、wikiで見てみたら通過するのに24時間かかるんだって!!
え~。24時間も!!高低差があるとは聞いていたけどそんなにかかるんですね。
水門開きって眺めてしまいますよね。何か凄いことがありそうな気がするんだけど結局は何も起こらないんですよね・・・
↑今日の記事、パリの街があんなにカラフルなんて気がつきませんでした。しかもべスパも新品みたいにピカピカ!私が知っているフランスは乗り物系はぼこぼこで錆びてるって感じでしたが(ちょっと失礼かな・・)
水門開きって眺めてしまいますよね。何か凄いことがありそうな気がするんだけど結局は何も起こらないんですよね・・・
↑今日の記事、パリの街があんなにカラフルなんて気がつきませんでした。しかもべスパも新品みたいにピカピカ!私が知っているフランスは乗り物系はぼこぼこで錆びてるって感じでしたが(ちょっと失礼かな・・)
*catitudeさん
そう、24時間だって!だからサンマルタンであの位の時間は仕方ないかって感じですね。このハイテクの時代にどこの運河もそんな原始的な方法で船を通過させているということに驚かされますな〜。
あのベスパ、私もやけにキレイだと思った!フランスの乗り物=洗ってない、手入れしてない、ボロボロってイメージですもんね(かなり失礼か^^;)
そう、24時間だって!だからサンマルタンであの位の時間は仕方ないかって感じですね。このハイテクの時代にどこの運河もそんな原始的な方法で船を通過させているということに驚かされますな〜。
あのベスパ、私もやけにキレイだと思った!フランスの乗り物=洗ってない、手入れしてない、ボロボロってイメージですもんね(かなり失礼か^^;)